
子どもが学校で他の生徒をいじめていることが発覚し、学校から連絡を受けました。子どもはその行為を「冗談だった」と言っていますが、相手に深刻な影響を与えている可能性があり、どう対応すべきか悩んでいます。
子どもがいじめの加害者になってしまったと聞いたとき、親としてはショックを受けるのも当然ですよね。「どうしてうちの子が?」と戸惑い、混乱することもあるでしょう。
いじめは相手に深刻な影響を与える行為です。加害者となった子どもはその責任を理解し、今後の行動を見直す必要があります。この問題を一緒に解決していくため、親としてどのように向き合っていくべきかを考えていきましょう。
なぜ子どもがいじめをしてしまうのか
子どもが「冗談だった」と言う場合、その背後にある心理や状況を理解することが大切です。友達関係やグループの圧力で、子どもが思いもよらない行動を取ってしまうこともありますね。また、いじめの加担者になってしまう背景には、仲間外れになりたくないという思いがあるかもしれません。
このように、子どもがなぜそのような行動に至ったのかを理解し、原因を探ってみることが必要です。もし親として心配な点があれば、静かに話を聞いてみるとよいかもしれませんね。

私は加害者になったことはありませんが、いじめにあっているときに仲の良かった子から「ごめんね」と言われたことがありました。仲間外れは怖いですよね、その立ち位置の子もきっと悲しい気持ちだったのだと思います。
迅速かつ冷静な対応を心がける
まずは、子どもとじっくり話し合う時間を持ちましょう。いじめの事実を確認し、相手にどのような影響を与えたのかを認識させることが大切です。話を聞く際は、感情的にならず、子どもの言い分も理解しようと努めてください。
次に、学校との連携も重要です。教師やカウンセラーと協力して、いじめの事実関係をしっかりと把握し、解決に向けた具体的な対策を一緒に考えることが求められます。お子さんと一緒に学校へ行き、誠意を持って対応することが大切ですね。

冗談や面白がってやっている場合は、感情的に指摘してしまうと「お前のせいで親から怒られただろ」って余計に火に油を注いでしまうかもしれません。
事実確認は感情が入らないように気を付けてくださいね!
いじめに対する責任感を育てる
子どもにいじめの深刻さを理解させるためには、まず相手の立場に立って考える機会を作ると良いでしょう。例えば、「自分が同じことをされたらどう感じるか?」と問いかけてみると、子どもの心に響くかもしれません。
また、いじめについて学ぶことで、再び同じ行動を取らないようにすることも大切です。親子で一緒にいじめに関する情報を調べたり、家庭内でのルールを見直すことで、より良い行動を選ぶ手助けができるかもしれませんね。
被害者との関係修復と再発防止に向けて
被害者への謝罪は、誠意を持って行うべきですが、無理強いは避けるようにしましょう。子どもが自分の過ちを認識し、心から謝ることができるように、親としてサポートしてあげることが大切です。
また、学校や専門家と協力し、再発防止策を講じることも必要です。カウンセリングを利用したり、学校でのサポートプログラムに参加するなど、子どもの心のケアをしながら、再発を防ぐための具体的な対策を講じるようにしてみたら良いかもしれませんね。

あ、私は謝ってもらってない!でも謝ってほしいわけではなかったかも。
悲しいことが分かってくれれば十分で、状況にムカついたけど、今思えば本当は前みたいにまた遊びたかったのが強かったですよ。
そういったサポートができたら、いじめられた子も受け止めてくれるかもしれませんね!
家庭環境を見直し、健全な成長をサポートする
日常的な親子間のコミュニケーションを深めることが、子どもが自分の行動を見つめ直すための大切な要素です。お子さんが話したいときには、いつでも耳を傾ける姿勢を見せることで、安心して自分の気持ちを話せるようになるでしょう。
また、家庭でのルールや価値観を見直すことで、子どもの社会的なスキルや共感力を育てることができます。例えば、家族で協力して何かに取り組む時間を増やしたり、助け合いの精神を大切にする環境を作ってみるのも良いですね。
ワンポイントアドバイス

わが子が他人をいじめたことは冗談であろうとなかろうと許されることではなく、相手側に親として、もちろん本人も謝ることは一番大事なことですね。
まずは相手方に謝罪をした上での話なのですが、わが子がなぜ人をいじめるに至ったのかも深く考えてもらいたいと思います。
人が人をいじめるとき、その人の心の中には何か満たされない思いがあるはずです。
相手方に謝罪をすれば終わりなのではなく、わが子がなぜいじめをするようになってしまったかの、わが子の心の背景に思いを向けて欲しいのです。
そこに思いが至らなければ、本当の解決は無いのだと思います。
怒って叱って、謝らせてで終わらせないでください。
二度と過ちを繰り返さないためには、叱るだけでなく、わが子の心の奥に隠れている『何か』に気が付いてあげることも大切です。
まとめ
今回の記事で紹介したポイントを再度確認し、親として取るべき具体的な行動を見直してみてください。特に、冷静な対応と、子どもの話をしっかり聞く姿勢が重要です。
どんなに優れた親でも、子どもが過ちを犯してしまうことはあります。しかし、親がしっかりサポートすることで、子どもは必ず成長できます。今回の出来事を乗り越えるために、一緒に前向きに取り組んでいくようにしてみたらいいかもしれませんね。


