将来の仕事に迷う子どもへ親ができる寄り添い方と選択肢の広げ方

教育の学び
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お悩みママさん
お悩みママさん

高校生の子どもが、大学進学や専門学校への進学か就職の、どの道を選ぶべきか悩んでいます。自分の興味や能力に自信を持てていないようで、ずっと意見が定まりません。

高校生の子どもが大学進学、専門学校への進学、または就職などの選択に悩むのは、誰しもが通る道ですよね。将来の職業を選ぶのは大きな決断であり、多くの不安や疑問がつきものです。
そんな悩みをサポートするためのアイディアをご紹介します!一緒に考えながら、子どもが安心して自分の道を見つけられるようにサポートしていきましょう。

子どもの興味や能力の理解を深める

興味や得意分野の探索

お子さんが自分で興味や得意なことを見つけるようにお手伝いをしてみるといいかもしれません。

例えば、興味のある分野について話し合ったり、実際にその分野に関連する活動に参加してみたりするのがオススメです。自分が何に興味を持っているのか、少しずつわかってくるかもしれませんよ。

北ちゃん
北ちゃん

とりあえず試してみると、合う合わないが見つけやすいですよね!

自己評価ツールの活用

職業適性テストや性格診断を使って、自分の興味や強みを客観的に知ることができるかもしれません。こうしたツールは、お子さんが自分の特性を理解する手助けになります。

校正労働省のサイトにキャリアやスキルを自己診断できるツールがありました!
ちなみに北ちゃんは「現実的(R)」体を動かす仕事が向いているのだそうです~

自己診断一覧 | マイジョブ・カード
https://www.job-card.mhlw.go.jp/shindan

体験学習やインターンシップ

適正テストより特性が明確にできるのが体験です。実際に職場を体験してみることで、お子さんがどんな職業に向いているかを見つけられるかもしれません。いろいろな業界の体験を通じて、自分に合った進路を見つける手助けになることもありますよ。

北ちゃん
北ちゃん

子供向けだとマクドナルドで職業体験できますが、「職業体験 高校生」などで検索するとたくさん出てきました!「おしごとフェア」というイベントが開催されることもあるのでたくさんの業種を見て回れる機会は刺激になりそうですね!

大学進学、専門学校、就職のそれぞれのメリットとデメリット

大学進学のメリットとデメリット

メリット

大学では専門知識を深められたり、幅広い学びの機会を得られたりする可能性があります。また、キャリアの選択肢も広がるかもしれません。

デメリット

学費の負担や、学業と生活の両立が難しいこともあります。そういった点をお子さんと一緒に話し合いながら、バランスを取る方法を考えてみるのも良いでしょう。

専門学校への進学のメリットとデメリット

メリット

専門学校では特定の職業に直結したスキルを習得でき、実践的な学びが多いのが特徴です。早めに就職できる可能性もありますね。

デメリット

明確な目標がないと選択ができないという懸念点があります。専門性を高めることは学問の幅が狭くなりがちで、将来的に転職が難しくなることもあるかもしれません。お子さんがどのようなキャリアを目指しているのか、一緒に考えてみるのも良いかもしれませんね。

就職のメリットとデメリット

メリット

早期に社会経験を積めることや、経済的に自立するチャンスがあります。スキルを実践的に習得できるのも魅力です。

デメリット

スキルや知識の深さが限られる可能性や、キャリアパスが狭まることがあるかもしれません。お子さんの長期的な目標に合わせて考えてみると良いでしょう。

北ちゃん
北ちゃん

一昔前は大卒のほうが将来有望的なことを言われていましたが…
私は中学を卒業してすぐ専門学校に行ったけどハッピーに生きられてますよ(笑)

社会の変化に対する対応策

将来性のある職業リスト

今後需要が高くなると予想される職業についてリサーチしてみるといいかもしれません。お子さんが興味を持つ分野と合わせて考えてみるのも良いでしょう。

業界トレンドの調査

テクノロジーの進化や社会の変化により、成長している業界について調べることも有益です。未来の変化に合わせて柔軟なキャリアプランを考えることで、わくわくする職種を見つけられるかもしれません。

キャリアの変化に対応する

将来の変化に備えて、複数のスキルを持つことが有効です。例えば、自己啓発や追加の資格取得を検討してみると、より幅広い選択肢が得られるかもしれませんね。

親としてできるサポート

選択のサポート

お子さんが自分で選ぶことがとても大切です。親としてはアドバイスをしつつも、最終的な決断を尊重する姿勢を持つと良いかもしれませんね。お子さんが自信を持って選べるようサポートしていきましょう。

相談の場を設ける

子どもが悩みや不安を気軽に話せるような環境を作ることが大切です。定期的に話し合いの時間を持つことで、お子さんの気持ちを理解しやすくなるかもしれません。

キャリアカウンセリング

必要に応じて、専門のキャリアカウンセラーや進路アドバイザーに相談してみるのも良い方法です。親には言いにくい思春期だからこそ、プロに相談することでより具体的なアドバイスが得られるかもしれませんね。

将来の展望を広げるためのステップ

短期的な目標

長期的なキャリアプランを考える前に、小さな目標を設定して達成感を味わうことが自信につながります。短期的な成功体験を積むことで、前向きな気持ちが育まれるかもしれませんね。

業界の人とのつながり

実際に働いている人たちと話すことで、リアルな情報やアドバイスを得ることができます。ネットワーキングを活用して、具体的な業界の状況を知るのも良いかもしれません。

ワンポイントアドバイス!

平野先生
平野先生

まず就職か進学かどちらを選ぶかについてです。

就職はもちろんですが進学を選んだとしても最終的には何の仕事をして生きていくかですね。
親のアドバイスとしてやりがりなのが「安定」「就職しやすい」この2つです。
親心として、わが子に苦労させたくないのは理解できますが、大切なのは本人が「何をしたいか」です。
わが子が本当に何が好きで、何をしたいかを軽視して安心だけを求めてアドバイスをするのは避けた方がいいと思います。

現時点で安定、安心に見える仕事でも絶対はありません。今はよくても20年後、30年後はどうなっているのか本当はわからないはずです。

我々親世代が10代の頃はスマホ、PCを一人1台持つとは全く想像がつきませんでした。同様に今の子どもたちの未来は我々が想像もできない世の中になりうる可能性は大です。

また、どんな仕事も困難や挫折、思い通りにならないことはつきものです。そのときに自分の意志で選び、好きな仕事、やりがいのある仕事であればなんとか乗り越えられる可能性が大きいはずです。

ですから、子どもたちの将来の職業を一緒に考えるときは親の価値観、現代の価値観による安定・安心アドバイスは置いておいて、わが子が一番好きなこと、好きなもの、熱中できるもの、できたこと、感動したこと、趣味、好きな本・映画のジャンルなどからわが子が何に心が動かされて来たのかを掘り下げていくと大きなヒントがあるはずです。

また、逆にすでに大きな挫折を乗り越えていたり、深く傷ついていたことなど、ネガティブな思い出だけど、それを乗り越えたものも将来の職業のヒントに繋がる場合は多いものです。

例えば、
学校に通えないほど悲しい出来事があったが、先生やカウンセラーのおかげで乗り越えられることができた⇒先生、カウンセラー

部活で肩を故障したが、リハビリのおかげで完治し部活を楽しむことができた⇒整体、医師、理学療法士

子ども時代の「夢」「好き」や「熱中」や「のりこえたこと」に大きなヒントが隠されています。そのことを丁寧に楽しく昔を思い出しながら語ってみてはいかがでしょう。何かが本人の中に浮かび上がるかもしれません。

お子さんと職業選択、進路選択を語る上で親さんに気をつけて欲しいことがあります。
それは「子どもの言葉を否定しないこと」です。
もしかすると子どもは、親の価値観に照らしたときに突飛なことを言う可能性があります。「漫画家になりたい!」「youtuber!」「漫才師」など。

そんなとき、絶対に頭から否定しないで欲しいのです。まずは受け止めること。そしてなぜその職業が出てきたのか、その根っこを掘って頂きたい。

子どもは心のなかにあるものを言語化できないので、少しずつ丁寧に思いを聞いてあげてください。そうすると、その職業を言葉にした本当の「思い・理由」が言語化されるときがあります。それが本人も親さんも認知できれば、その職業以外でもその「思い」を実現できるかもしれませんね。

子どもが将来に悩んだときは、何になりたいかよりも
何が好きだったか、好きかに焦点を当てて語り合ってください。
わが子が将来、生き生きとして仕事に情熱を傾け世の中に貢献できたとしたら。安定よりもそんな姿のほうが見てみたくないですか?

まとめ

将来の職業選択は大きな決断ですが、適切なサポートと情報をもとに、お子さんが自信を持って選択できるようになるでしょう。親としてのサポートを大切にしながら、お子さんが自分の道を見つけるお手伝いをしていきましょう!

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