感情が不安定な子どもとの上手な距離感

考えるお母さん メンタルヘルス
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お悩みママさん
お悩みママさん

中学生になった頃から、ちょっとしたことで怒ったり泣いたりすることが増えました。昔は素直に話を聞いてくれていたのに、今は「うるさい」「放っといて」と反発ばかり…。子どものことは心配だけど、どう接すればいいかわからなくなってきました。毎日が不安で、私も疲れてしまっています。

「最近、子どもが感情的になりやすくて、どう接したらいいかわからない…」
そんな悩みを抱えている親御さんは少なくありません。特に思春期を迎える頃の子どもは、急に怒り出したり、涙を流したり、今までとはまるで別人のような態度を見せることがあります。親としては、「どうしてこんなふうになってしまったんだろう」と不安や戸惑いを感じるのも当然のことです。

なぜ感情の起伏が激しくなるの?

思春期の子どもは、身体だけでなく心も大きく変化します。ホルモンバランスの変化に加え、「自分は何者か」「どう生きていくべきか」といったアイデンティティを模索する時期に突入します。親や大人の言葉に反発するのも、ただの反抗ではなく、自分自身の考えや立場を確立しようとしているサインなのです。

今の時代はSNSや学校生活、人間関係など、子どもたちが抱えるストレスの種類も多様で複雑です。感情のコントロールがうまくできず、不安や怒りを表に出してしまうことも多くなります。

親はどう接するのがいい?

感情に振り回されすぎない

子どもが怒ったり泣いたりしても、親まで一緒に感情的になる必要はありません。子どもは「受け止めてくれる存在」がいることで、徐々に安心を取り戻します。「あなたのことが心配なんだよ」と冷静に伝えるだけでも、子どもにとっては大きな支えとなります。

まずは聴くことから

子どもが何か話してきたら、すぐにアドバイスや注意をするのではなく、まずはじっくり話を聴いてあげましょう。「そう思ったんだね」「それは嫌だったね」と共感する姿勢が、子どもとの信頼関係を築く第一歩です。

一貫した対応を心がける

昨日は叱ったのに、今日は甘やかしてしまう…そんな対応をしてしまうと、子どもも混乱します。親がブレずに、同じスタンスで接し続けることが、子どもの安心感につながります。

北ちゃん
北ちゃん

うるさいなぁと言いつつも吐き出せると落ち着きますよね。
どこかで親は見方なんだと思えると言動も変わってくるかもしれません。

親自身が「余裕」を持てる時間を作る

子どもにばかり気を取られていると、親も心がすり減ってしまいます。
そのためには、親自身が自分をケアする時間を意識して作ることが重要です。

  • コーヒーを飲むだけでもOK
  • 信頼できる人に話す
  • 日記やメモに気持ちを書く

こうした「自分を取り戻す時間」は、子どもの感情に振り回されずに接するための土台になります。

大切なのは「距離感」と「信じる心」


思春期の子どもとの関係は、「支えるけど、入り込みすぎない」という距離感がベストです。
不安や怒りに付き合いすぎず、「あなたはきっと乗り越えられる」と信じて見守ることが、子どもにとって一番安心できる環境になるでしょう。

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